「生理前の爆食を何とかしたい…」という方も多いのではないでしょうか。空腹でないのに何かを食べたくなったり、我慢をすればするほどイライラしたりする方も多いですよね。実はそんな生理前の爆食は、とある女性ホルモンが原因で起こっているのです。
そこで今回は、生理前に食欲が増す理由とその対策方法を紹介します。どうしても食欲を抑えられないときにおすすめの食べ物も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
生理前に食欲が増す理由とは?
生理前に食欲が増すのは、女性ホルモンの一種であるプロゲステロンが増加するからです。プロゲステロンが増加すると、月経が始まる3〜10日前にかけて食欲が抑えられなくなってしまいます。ただし、思うがままに食べると体調悪化につながる可能性があるため注意が必要です。
生理前の爆食を抑える5つの方法
ここからは、生理前の爆食を抑える5つの方法を紹介します。
- 身体をリラックスさせる
- 食事を小分けにする
- 軽い運動を行う
- ツボ押しを行う
- 歯磨きをする
生理前の爆食とうまく向き合うためにも、食欲を抑える5つの方法を把握しておきましょう。
身体をリラックスさせる
爆食したくなったときは、身体をリラックスさせることが大切です。無理に我慢しようとすると、かえってストレスが溜まり、爆食につながってしまいます。食べたくなったときは、心身ともにリラックスさせるためにも好きな映画を観たり漫画を読んだりするのがおすすめです。
食事を小分けにする
食欲を抑えられないときは、食事を小分けに取るようにしましょう。一度にたくさん食べると血糖値が急上昇した後に急降下し、空腹を感じやすくなります。爆食は体脂肪の蓄積にもつながるため、できるだけ小分けにするのがおすすめです。
なお、食べるときはよく噛むことも意識しましょう。よく噛むと、少ない量でも満足感を得やすくなります。1口につき30回を目安に咀嚼し、ゆっくり食べるようにしましょう。
軽い運動を行う
軽い運動もおすすめです。軽い運動をすると気分がすっきりして、食べたいという気持ちを忘れることができます。好きな音楽を聴きながらランニングをしたりストレッチをしたりすれば、自然と食欲から気を逸らすことができるでしょう。
また、軽い運動はストレス解消にも効果的。ストレスが解消されると副交感神経が優位になり、睡眠の質も高まります。つらいPMSの症状を緩和するためにも、少しずつ軽い運動を取り入れましょう。
ツボ押しを行う
生理前の爆食を予防したいなら、ツボ押しを行うのもおすすめです。耳の内側にある飢点(きてん)というツボを刺激することで、生理前の食欲を抑える効果が期待できます。また、耳の上側にある神門(しんもん)というツボは、生理前・生理中のイライラ緩和に効果的です。
歯磨きをする
食べたい気持ちが抑えられない場合は、歯磨きをするのも1つの方法。歯磨きをすると「食べてまた歯を汚したくない」という心理がはたらくため、食欲の抑制に効果が期待できます。体型維持にも効果が期待できるため、ぜひ実践してみてください。
どうしても食欲を抑えられないときにおすすめの食べ物
生理前でどうしても食欲を抑えられないときにおすすめの食べ物は、以下の通りです。
- カリウムを多く含む食品
- イソフラボンを多く含む食品
- 食物繊維を多く含む食品
- 炭酸水
食べてしまったという罪悪感を減らすためにも、おすすめの食べ物をチェックしておきましょう。
カリウムを多く含む食品
どうしても食欲を抑えられないときは、カリウムを多く含む食品を摂るのがおすすめです。カリウムを摂取すると、身体の中にある余分な水分が身体の外に排出されやすくなり、体重増加を防ぐ効果が期待できます。
カリウムを多く含む食材の例は以下の通りです。
- アボカド
- さつまいも
- ほうれん草
- バナナ
- キウイ
なお、カリウムを効率的に摂取したいならフルーツを生のまま食べる方法が効果的。カットフルーツやスムージーなら手軽に摂取できるので、食欲が抑えられなくなった場合でも安心です。
イソフラボンを多く含む食品
イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと分子構造が似ているため、摂取することで生理前に起こる症状の緩和につながります。
イソフラボンを多く含む食材の例は以下の通りです。
- おから
- 豆乳
- 納豆
- 豆腐
- 味噌
イソフラボンは、主に大豆を使った製品に多く含まれています。大豆製品を摂取することでホルモンバランスが安定すると、生理中のイライラを抑える効果も期待できます。大豆スナックや豆乳ドリンクなどを間食として取り入れるのもいいでしょう。
食物繊維を多く含む食品
食物繊維を多く含む食品も、食欲が抑えられなくなったときにぴったり。生理前の便秘改善にも効果が期待でき、糖や脂肪を吸着して身体の外に出すはたらきがあります。
食べたい気持ちを無理に我慢するとかえってストレスが溜まってしまうため、フルーツや生野菜を間食として摂取するとよいでしょう。
炭酸水
食べたい気持ちを抑えられなくなった場合、炭酸水を飲むのもおすすめです。炭酸水を飲むと満腹感が出るため、食欲を抑える効果が期待できます。
また、炭酸水にはデトックスや便秘解消の役割もあります。体内に溜まっている老廃物をスムーズに排出できるようになるため、生理前のむくみで悩んでいる方にもぴったりです。
まとめ
今回は、生理前に食欲が増す理由とその対策方法を紹介しました。生理前は女性ホルモンの増加により、空腹でないのにも関わらず空腹と感じるようになります。今回紹介した内容を参考にして、生理前の爆食による体調不良を予防しましょう。