デリケートゾーンの気になるにおいには、普段のケアに加えて食生活も影響していることをご存知ですか?

体臭と同じように、デリケートゾーンのにおいも食べ物によって変化しています。お酒や動物性たんぱく質といった食品ばかりを摂り過ぎると、デリケートゾーンのにおいがきつく変化してしまうことも…。

デリケートゾーンのにおいには、腸内環境が関係しており、腸活を意識することでにおいケアにもつながります。

そこで今回は、においの原因となる食べ物と対策をご紹介します。ぜひ実践してみてくださいね。

デリケートゾーンは、生理中やムレが気になる時以外では、少しだけ酸っぱいようなにおいをしています。これは、膣内の乳酸菌が乳酸を作り出しているからです。

デリケートゾーンには、においの原因となるアポクリン腺が多く存在します。そのため、デリケートゾーンのにおいは体臭の原因と同じように、食生活とも密接に関係しています。においが気になる場合、食生活の乱れもひとつの要因といえるでしょう。

強い悪臭がする場合には、感染症などの病気が原因の可能性があるので、気になるときはなるべく早く病院を受診することをおすすめします。

デリケートゾーンのにおいは食べ物と関係がありますが、何を食べるとにおいがキツくなってしまうのでしょうか?

一般的に「体臭がキツくなる」と言われる食べ物は、デリケートゾーンのにおいにも変化を与えます。

  • アルコール
  • お肉
  • にんにく

特にこの3つは、においに影響すると言われ、適度な飲食がおすすめです。それぞれにどのような理由があるのか、詳しくみてみましょう。

アルコール

アルコールを飲むと、体内で分解されて「アセトアルデヒド」という成分に変化します。これは体内で処理できない成分のため、血液に混ざって肺や汗腺へ運ばれ、口臭や体臭となり排出されます。

そのため、においの原因となるアポクリン腺が多く存在するデリケートゾーンにも、においの変化を生じさせます。

お肉

牛肉や豚肉、鶏肉などに含まれる動物性脂肪は「飽和脂肪酸」を多く含みます。飽和脂肪酸は、体臭の原因となる過酸化脂質を生み出す物質です。過酸化脂質は、さまざまなにおいの原因となり、汗臭や腸内環境の悪化による体臭の変化などに影響します。

にんにく

にんにくの強いにおいの元は、「アリシン」という物質です。にんにくに含まれる硫化化合物「アリイン」が、切ったりおろしたりと調理した際に酵素と作用して「アリシン」を生成します。そして、アリシンが体内で代謝され、においの元となる物質に変化します。

にんにくを食べた後、胃や腸などの消化器官で吸収されて血液に入り、肺や汗腺へ運ばれて、口臭や体臭として排出されます。

普段の食生活から、デリケートゾーンのにおい対策ができる食べ物があります。

  • ヨーグルトや納豆などの乳酸菌を含む食べ物
  • 甘酒
  • 食物繊維を多く含む食べ物

これらは、膣内環境を整えるために有効な食べ物です。膣内環境と腸内環境は、密接に関連しています。そのため、腸内環境を整えることで膣内環境の改善につながり、デリケートゾーンのにおい対策にもつながります。

以下に、それぞれの食べ物について詳しく紹介します。

ヨーグルトや納豆などの乳酸菌を含む食べ物

乳酸菌を含む食べ物を食べることで、腸内の悪玉菌の増殖が抑えられます。そのため、腸内環境が改善され、体臭やデリケートゾーンのにおいも抑えられる可能性があります。

乳酸菌を含む食べ物は、以下のようなものが挙げられます。

  • ヨーグルト
  • 納豆
  • みそ
  • 漬物 など

甘酒

甘酒には食物繊維やオリゴ糖が含まれており、悪玉菌の増殖を抑えたり、善玉菌を増やして腸内環境のバランスを整えたりする働きがあります。

食物繊維を多く含む食べ物

食物繊維は腸内の善玉菌のえさとなり、善玉菌の増殖の手助けをしてくれます。現代の日本人の食物繊維摂取量は、あらゆる年代で不足していることが分かっているので、積極的に取り入れたいですね。

デリケートゾーンのにおいには、食生活も関係していることがわかっています。強いにおいになる食べ物を食べる時には、食べ合わせの工夫をしたり、日々の習慣に、におい対策ができる食べ物を取り入れたりする心掛けが大切です。

デリケートゾーン専用ソープでの正しいケアに加えて、腸内環境や膣内環境に良い食生活も意識し、より清潔で健康的なデリケートゾーンを目指しましょう。

デリケートゾーンのニオイ・かゆみに

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