みなさんの中には、くしゃみをしたときの尿もれを経験したことがある方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、尿もれの悩みを誰かに相談するのは、なかなか難しいこともあります。

そこで今回は、若年層も悩むことがある尿もれの原因とセルフケア方法をご紹介します。尿もれに関する悩みを抱えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

若年層が悩んでいる尿もれとは?

多くの女性が悩まされている「腹圧性尿失禁」。腹圧性尿失禁は、立ち上がったり咳をしたりなど、お腹に力が入ったときに漏れてしまう尿もれです。若年層でも起こる場合があるので、「若いから大丈夫」と油断せずしっかりと対処しておきましょう。

腹圧性尿失禁の原因とセルフケア

腹圧性尿失禁は、妊娠や出産により骨盤底筋が傷つくことで起こる場合が多いです。また、肥満や加齢によりそれらの筋肉が衰えることで起こるケースもあります。

腹圧性尿失禁の症状が出やすいシーンは、以下の通りです。

  • 立ち上がったとき
  • 重い物を持ち上げたとき
  • くしゃみや咳をしたとき

また、笑ったときや長時間歩いているときに起こる場合もあります。

ここからは、尿もれ対策のセルフケアをご紹介します。

骨盤底筋トレーニングを行う

骨盤底筋トレーニングは、腹圧性尿失禁の改善効果が期待できます。骨盤底筋トレーニングにより筋力を強化できれば、腹圧をコントロールしやすくなり、尿もれ改善につながるのです。

なお、今回は簡単にできる4つのトレーニングをご紹介するので、腹圧性尿失禁で悩んでいる方はぜひ実践してみてください。

仰向けで行う骨盤底筋トレーニング
  1. 仰向けに寝転がり、足を肩幅に開く
  2. 両膝を立て、身体をリラックスさせる
  3. 陰部全体を引き上げるイメージで、5秒かけてゆっくり締める
  4. 5秒かけてゆっくり力を抜き、リラックスする
  5. 「締める」→「リラックス」の工程を交互に、計1分間行う

陰部全体を引き上げるイメージで締め、「締める」「リラックス」の工程を交互に行うことで、骨盤底筋の筋力アップが期待できます。休憩中や寝る前のタイミングなど、ぜひスキマ時間を見つけて取り組んでみてください。

※一気に締めて、一気に緩めるのではなく、5秒かけて行うことが重要です。

イスに座って行う骨盤底筋トレーニング
  1. 背もたれにもたれて肩の力を抜き、イスに深く腰かける
  2. 陰部全体を引き上げるイメージで、5秒かけてゆっくり締める
  3. 5秒かけてゆっくり力を抜き、リラックスする
  4. 「締める」→「リラックス」の工程を交互に、計1分間行う

イスに座って行う骨盤底筋トレーニングなら、テレビを見ているときでも簡単に行えます。背もたれのあるイスがあればいつでもできるので、参考にしてみてください。

立って行う骨盤底筋トレーニング
  1. 腰の高さほどのテーブルを用意する
  2. テーブルのそばに立ち、足を肩幅に開く
  3. 両手を肩幅に開いてテーブルにつき、全体重を腕に乗せる
  4. その状態で陰部全体を引き上げるイメージで、5秒かけてゆっくり締める
  5. 5秒かけてゆっくり力を抜き、リラックスする
  6. 「締める」→「リラックス」の工程を交互に、計1分間行う

なお、脚部分にキャスターが付いているテーブルを使うのは危険です。全体重を乗せたときにけがをする恐れがあるので、キャスターのないテーブルで行いましょう。

壁に寄りかかって行う骨盤底筋トレーニング
  1. 壁にもたれるようにして座る
  2. 両膝を軽く開いて立てる
  3. 股部分に片手のひらを当てて骨盤底筋の場所(肛門の少し手前)を確認する
  4. その状態で陰部全体を引き上げるイメージで、5秒かけてゆっくり締める
  5. 5秒かけてゆっくり力を抜き、リラックスする
  6. 「締める」→「リラックス」の工程を交互に、計1分間行う

このトレーニングは、骨盤底筋の場所を確認した上で行うのがおすすめです。ぜひスキマ時間を見つけて実践してみてください。

普段から骨盤底筋を意識して使う

骨盤底筋を鍛えたいなら、普段から意識して使うことも大切です。電車に乗った際に一駅分を目標にして軽く締めたり、イスに座ってテレビを見ているときに締めたりすると、効率的に鍛えられます。

また、トイレで用を足し終わった後に「締める」→「リラックス」の工程を10回繰り返すのを習慣化するのもおすすめです。

強く力まないように心がける

腹圧性尿失禁の改善のためには、普段の生活で強く力まないように心がける必要もあります。特に普段からお腹を締めるような服を着ている方はお腹に力が入りやすくなるので注意しましょう。

自分に合った尿もれパッドを利用する

腹圧性尿失禁が気になる場合は、尿もれパッドを利用するのも1つの方法です。ただし、サイズの合わない尿もれパッドはかぶれや臭いの原因となるので、必ず自分に合ったサイズの尿もれパッドを使用しましょう。 

尿もれが原因で起こるかぶれの対処法も知っておこう

ここからは、尿もれが原因で起こるかぶれの対処法をご紹介します。3つの方法がありますので、尿もれによるかぶれで悩んでいる方は、できるものから実践してみてください。

通気性の良い尿もれパッドを使う

尿もれによるかぶれが気になる方には、通気性の良い尿もれパッドがおすすめです。通気性の良い尿もれパッドなら、尿もれによるかぶれはもちろんのこと、ニオイの改善にも効果が期待できます。

こまめに尿もれパッドを交換する

尿もれパッドを使用している場合、こまめな交換が必要です。長時間使用しているとかぶれが起こるリスクが高まるので、漏れを感じたら早めに交換しましょう。

デリケートゾーン用のソープでお手入れする

尿もれによるかぶれ対策には、デリケートゾーン用のソープがおすすめです。デリホワイトの「薬用マイルドケアウォッシュ」はデリケートゾーンの気になるかゆみやニオイの元になる菌を取り除く効果が期待できます。無添加にもこだわっているので、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。

< 薬用マイルドケアウォッシュ 200mL>

かゆみ・ニオイにアプローチする成分を配合し、デリケートゾーンに適した弱酸性の専用ソープ。パラベン、エタノールフリーの無添加処方。潤いは残しつつ、さっぱりとした洗いあがりが特徴です。医薬部外品として、厚生労働省の認可を取得しています。

さいごに

今回は、尿もれの原因とセルフケア方法をご紹介しました。実は、若年層も悩んでいる尿漏れ。骨盤底筋を鍛えることで漏れが改善することもありますので、トレーニングやケアを行ってみてください。

デリホワイトでは、デリケートゾーン専門ブランドとして、女性のお悩みに寄り添った商品を厳選して取り扱っています。尿もれによるかゆみやニオイを予防するため、お困りの際にはチェックしてみてください。